「自分たちがやるしかない」環境になれば、人は当事者意識も主体性も自然に出る。
すっかり前回から間が空いてしまった。
なべはるさん、おごりますので今月どこかでご飯行きましょう。
※しばらく、タイトルと関係ない話題が続きます。
先日「第7回全日本青少年中国語カラオケ大会」に参加してきた。
今回で6回目の参加。桜美林大学孔子学院の皆様には本当に感謝感謝です。
結果は三等賞。
さて、この競技(?)は「35歳以下」という明確な年齢制限があるため、30を超えた私にとっては「そろそろ進退を考える」時期なのかもしれない。
でも、結論から言うと「次回も出たい」です。
「若者のチャンスを奪うな」と言われそうですが、毎回ちゃんと予選を経て参加しているわけで。コネとかで特別枠で参加しているわけではないわけで。
若者はチャンスがほしければ、自力でおっさんを淘汰してください(笑)
嗚呼、こうして私も権限を委譲しないおっさんになっていくのでしょうか。
今回の大会のすばらしさは、参加者の皆様がまとめてくださっているので、私は、この大会と私の2008年から現在に至る歩みを簡単にまとめてみることにした。
2008年@上海 同済大学
当時、まだ学生(23歳)。
同じ大学に通うイシモトさん、カツマタさんと、陶喆のRUNAWAYを歌いました。
この時はなんと、生バンドによる演奏だったんですね。
その他の写真はこちらからどうぞ。
みんな若いですねー。
2009年@上海 同済大学
イシモトさんが、銀行に就職、関西勤務になったので、脱退(涙)。
同窓でもあり、年齢も同じオオツキさんが加入。
私個人の話をすると、社会人一年目、新規営業で地獄のような日々を送っていましたので、一番痩せてますね。
「お前の給料いくら?」「で、いくら売ったの?」「てことは、給料泥棒だよね」の三段論法は、今の会社で使ったら、パワハラで訴えられると思います。
その他の写真はこちら。
2010年@上海 同済大学
オオツキさんも関西勤務になり、この会からカツマタさんとのデュオに。
写真は、どんちゃんとお互いの三等賞を讃え合うの図。
選曲は、信樂團の天亮以後說分手。
個人的には、自己ベストを争う曲ですね。
社会人二年目、会社全体は大変でしたが、個人予算を達成したり、四半期社内トップとかもとったりしたのも確かこの頃。なんか顔つきから自信が窺えますな。
さらに、当時はなんと上海で万博をやっていたのですな。
どこのパビリオンも人でごった返していて、一番空いている北朝鮮パビリオンに行った記憶があります。
その他の写真はこちら。
2011年@上海 同済大学
この年は、チャイナを生々しく体験できた。
(下記、ざっくりした顛末。詳細な話をすると、事実と異なる部分があると思いますが笑い話として流してください)
・カラオケ大会がテレビ中継される
・ところが、本番前半で審査員が結構辛口な審査
・「点数が低すぎると、レベルの低い大会だと思われ、メンツがなくなる」という神の声
・後半の出場者、得点が高騰!
・前半の出場者、涙目。
我々の出番は見事に、前半だったのですよ…
というわけで入賞なし。
偉くなるには、実力だけでなく運と政治力が必要
ということを学ぶための教訓だったのかもしれない(大げさ)。
しかし、捨てる神あれば拾う神あり。
失意の中、ホテルに戻った我々の前に現れた学生さんが
「歌を聞いて感動した。写真を撮ってほしい」と言ってくれたのです。
高得点をとるために、審査員や大会側に迎合するのではなく、聞いている人が楽しいものを、自分たち自身も楽しんで歌うことが大事なのですよ。
名も知らない学生さん、本当にありがとう。
拾う神その2。今回の大会が、中国現地でネットのニュースになったのですが、以下の画像が使われていた。
その他の写真はこちら。
2013年@北京 中国传媒大学
今回から、隔年開催となった本大会。舞台も北京に移された。
このころから、今の体型にだいぶ近づいている。(それでもまだ今より痩せている…)
周杰倫&費玉清の千里之外を歌ったのだが、結果はふるわず。
振り返るに「老若男女知っている曲のほうが審査員受けする」という阿りが、無意識に芽生えていたのではなかったかと思う。
迎合して、合わないor向かない(この曲は実際自分たちのベストが出せる音域とは少しずれた曲だった)ことをしても、良い結果など出るはずがない。
「審査員や大会側に迎合するのではなく、聞いている人が楽しいものを、自分たち自身も楽しんで歌う」ということを再認識する良い教訓になったと思う。
その他の写真はこちら。
2015年@上海 同済大学
もはやカラオケというより、デブの芸人か、プロレスラーがマイクパフォーマンスしているかのような体型になってしまったが、私は私です。
カツマタさんと二人でカラオケに行き、偶然この曲を聞いたのだが、二人とも即座に「今年はこの曲で行こう」ということになった。
心境には若干の変化があった。
元来は、私はアウトローキャラ、というか集団になじむのが苦手である。
過去の大会は、自分より参加経験の長いの方も多く、まとめ役のお兄さん・お姐さん的な人が自然に出てきて、メンバーをまとめてくれていたのだ。特に自分が何もしなくても良かったし、あまりでしゃばるのも嫌なので、何もしなかった。
一方、今回は、過去参加経験者で出場できなかった方も多かった。大会経験だけでいうと一番長くなってしまった。そんな環境になると、こんな協調性のない私でも、メンバー全体で一体感が出るにはどうするかということを考えていた(あまり行動は伴っていないが)のは、自分でも不思議な感覚だった。
「自分たちがやるしかない」環境になれば、人は当事者意識も主体性も自然に出る。
そんなもんだと思います。話はそれますが、私も前職時代は上司が毎年(最短半年)変わりましたし、上司や先輩が辞めていなくなってしまうことも少なくなかったですが、そうでなければ、若くして自分にチャンスが回ってくることはなかったろうし、全く違う仕事人生になっていたと思います。
自分は既得権益に甘えずに、権限移譲できる人になりたいと改めて感じた次第です。私も自力でおっさんたちを淘汰(というか乗り越える)しないといけないですね。
ただ、この大会は35歳になるまで出続けようと思います 笑。
入社を断られた相手に私が言うこと
先日のブログで、以下のようなことを書きました。
・「最終選考合格=内(々)定=入社」は今は昔。「最終選考合格=就職先の有力候補に入った程度」と心得る
・「最終選考合格」と「雇用契約の内(々)定」を分けて考える
とはいえ、最終選考合格した人が、全員入社意思表明をするわけではありません。「よく考えた結果、他の会社に決めました」とフラれることもままあります。
フラれた時にどうするか?をここで考えてみましょう。
私はこうしてます。
「覚悟の程を確かめる」⇒「お互いにいいイメージを持って、別れる」
要は「結果的に入社しなかったが、すばらしい会社だ」と思ってもらう。
特に新卒の場合、就活で「いい印象を受けた会社」「悪い印象を受けた会社というのは、一生忘れないものです。
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採用は「利益を上げるために、必要な質の人的資源を必要な数、調達する」のが最大の目的です。
直近の採用計画数を達成すること以外にも、
間接的、あるいは長期的に、会社の利益に貢献する方法もあると思います。
1.将来顧客・取引先の関係になったとき「この会社と付き合いたい」と思ってもらう
自社への入社を断った人が、将来当社の顧客・取引先になることは、ままあります。
特に、ウチのようなBtoBメーカーの技術系応募者は
「ウチのお客様企業」や「ウチの仕入れ先企業」を併願することが多いです。
また事務系応募者でも、メーカーを受けている人はもちろん、
金融・マスコミ・広告・商社に行く人でも、いつ取引先になるかわかりません。
2.転職するとき「この会社を受けよう」と思ってもらう
入社を断るというのは「現時点で双方の条件が不一致」だったというだけで、
「金輪際関係を断つ」ということではありません。
今回は入社に至らなかった応募者の方が、将来転職市場に出てくるときには、
まず「自分が知っているいい会社」を思い浮かべるでしょう。
「もし転職することになったら、この会社を受けよう」と思ってくれる人が
何人いるかということは、長期的に見て大きな競争力になると思います。
3.知人に「いい会社だから受けてみたら」と言ってもらう
「利益を上げるために、必要な質の人的資源を必要な数、調達する」
採用活動最大の目的を考えれば、
「目的が達成するならば、極論、入社するのは目の前の人でなくても構わない」
わけです。
目の前の応募者には「専門知識」「就職志向」「価値観」「就業観」などが近しい
知人がいることは想像に難くありません。
具体的に私はこうしている(新卒採用の場合)
・応募者の意思決定を否定せず、理由や覚悟の度合いを聞く
・「自分が納得して決めた結果なので、正解にできるよう応援してます」
・「将来、取引先になるかもしれないので、その時はウチをよろしくお願いします」
⇒現在のお客様企業だと「将来ウチの製品使ってください」という場合も
・「周囲に、就職活動で困っている知人がいたら、紹介してくださいね」
・「後輩や友人に、うちに合いそうな人がいたら、勧めてあげてください」
入社を辞退するというのは(本来は条件の不一致に過ぎないのですが)、
応募者も引け目を感じやすいものです。
応募者との信頼関係がある程度できていることが前提になりますが、
入社を辞退された時こそ、相手を承認したうえで、お願いしてみると
嫌な印象を持たれずに、こちらのお願いを伝えられると思います。
※どうしても採用したい人の場合、食い下がる・翻意を狙いに行くこともありますが、今回は詳細割愛
「アンチを生む活動」になりうる採用活動
・応募者の意思決定を否定する
・「入社を断る」ことが、まるで「罪」かのように応募者を責める
・本人の意思が固いのに、無理やりしつこく翻意を促す
これらは、下策も下策。
将来の転職候補者を自分で減らしているようなものです。
こういうことをする人は、
「自分が将来人事部から異動して営業になったら、顧客の担当があの時入社を断った応募者だった」とか、
「自分が転職することになって面接に行った企業の面接官が、あの時入社を断った応募者だった」
というシチュエーションに出くわしたときに、過ちに気づくことでしょう。
採用活動は「アンチを生む活動」になりうる、ということを承知しておくべきです。
※ちなみに、上記はすべて「ウチに入社意思表明をする前に、他社に入社を決めた」という前提です。「ウチに入社することに決めたとその場しのぎのウソを言っておいて、後からほかの会社に入ると言ってきた」場合、一言ふたことイヤミを付け加えます。また、そういう人が転職する際応募してきたとしても、採用しないと思います。
3回目の結婚式?
今日は、思いっきりプライベートです。
去る7月31日、結婚式を挙げました。
「何度目?」と思われたかもいらっしゃるかもしれません。
でも、結婚式は実はやっていなかったのです…
<当初の計画>
ウチのワイフ(注:「嫁」「カミさん」というと怒る)は、台湾基隆生まれ。台湾に多くの親戚がいます。僕は広島生まれで、親戚はほとんど全員広島にいます。
そこで、以下のような計画を立てました。
・東京で式を挙げると、親戚の皆さんの移動が大変(コストもかかる)
・親戚お披露目会(レストランで簡単な食事会)を台湾・広島で行う
・結婚式は親兄弟だけ参加、東京で実施
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<結果>
昨年末@台湾 → ワイフ側親戚へのお披露目会
ワイフのご両親や親戚が相当気合を入れてくださり、あれよあれよという間に話が変わっていき、台北の圓山大飯店(日本でいう、帝国ホテルのような伝統ある高級ホテル)の宴会場で食事会ということになりました。ここは、ワイフのご両親が結婚式を挙げた場所で、どうしてもここで娘の晴れ姿を見たいということだったんですね。
台湾の方は、メンツを重んじる方も多く「質素に済ませる」と「自分がけちっているみたいで恥ずかしい」という思考回路が働くみたいですね。
食事会だけかと思っていたら、儀式っぽいコンテンツもあり、もはや結婚式&披露宴ですね。
今年5月@広島 ⇒ 僕側親戚へのお披露目会
台湾の件があったので、僕の両親には「本当にお披露目会だけだから、簡単な食事会で済ませてほしい」と念を押したのですが、ふたを開けたら、
「そこそこ高いホテルの宴会場貸切」という光景が待っていました。しかも、僕の親父のギター生演奏で、ワイフの父上が歌うという豪華ディナーショー付き。
さらに、僕のおかんが「私が若いころに来ていた和服を(ワイフに)着てほしい」(母の実家は呉服屋だった)と言い出したんですね。母というものは自分の若いころを息子娘世代に投影したがるものなんでしょうか。
台湾の経験から、ウチの両親が対抗意識燃やしちゃったんですかね…結果的には「ほぼ披露宴的なサムシング」が出来上がりました。
というわけで「両家のホームタウンで簡単な親戚お披露目会」という当初の方針は「お金はこっちで何とかするから、内容は言うとおりにしてくれ」という禁断の呪文によって「もはや結婚式&披露宴と変わらない」という結果になりました。
台湾も満喫できたし、広島では私自身もステージに立って大熱唱しすっかりエンジョイしたのですが「事実上、結婚式を2回やったのと変わらない」という結果になりました。
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そして、7月ー。
3回目(ほんとは1回目)の結婚式です。
やっぱりワイフはウェディングドレスが着たいんですよね。これを断ると、一生禍根が残るので、やらないわけにはいかないわけです。ワイフも台湾&広島ではずいぶん周囲の期待に合わてくれたところがあったので、最後は自分の着たいものを着て、やりたいことをやりたかったんじゃないかと思います。
結局、台湾の親戚も結婚式に来る(じゃあ圓山大飯店は何だったの、という突込みは僕は「大人になろう」と飲み込んだ)ことになり、盛大な結婚式が行われました。
↑右下の子供は姪っ子ですよ。
↑人前式。誓いの言葉は、ワイフ日本語担当。僕は中国語担当です。大学を卒業して以来、中国語を専攻していて本当に良かったと思える瞬間でした。
↑この後、持病の腰痛が再発 orz(ウソです)
↑当日のハイライト。ワイフの台湾の親戚は本当に美女が多いです。(すいません、左から1番目はマイシスター)子供のころからモテなかった僕。30になってこんな美女に囲まれて写真が撮れるとは思わなかった。幸せ。
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最後は、みなさんに感謝!
ちょっと悪ふざけめいた書き方をしてきましたが、改めてワイフのご両親・親戚の皆さん、ウチの両親・親戚には良くしていただき感謝です。
また、結婚式のような「関係者が多く、夫婦の意向通りにならない」経験を経ていくことで、夫婦の絆も強化されたのではないかと思います。
結婚しても、中身はあまり変わっていませんので、皆様、今後も変わらぬお付き合いをどうぞよろしくお願いします。
8/1、38名の学生を内々定通知式に呼んだところ、37名が参加・入社表明をしてくれました。
フレッシュなネタで行こうと思います。
昨日8/1は、当社新卒採用の内々定通知式。
なんと、38名の学生を呼んだところ、37名が来社し入社表明をしてくれました。
正直、前日まで「何人来るかな…」と不安でしたが、予想以上の歩留まり(業界用語です。人をモノとして見ているのか?というような揚げ足取りは無用)で安堵しました。
まだ、4月の入社まではどう転ぶかわからないし、入社してくれても活躍して業績に貢献してくれないと意味がないのですが、この理由を少し振り返っておこうと思います。
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採用市場では決して「採用強者」ではないウチの会社
ウチの採用計画数は約40名です。
市場相場から考えて、採用難易度は、三国志(KOEI)でいうと「馬騰」とか「公孫瓚」くらいだと思います。「劉虞」とか「趙範」程の難易度ではないと思いますが、「袁紹」「劉表」よりは難しい、そんな感じだと思います。
ちなみに、上場しているものの、BtoBメーカーであることから学生の知名度は皆無に近い。放っておいても勝手に学生が集まる会社では決してありません。
ただ単に数をそろえるだけなら、何も難しいことではないのですが、結構厳しく選考をしてます。採用競合はウチのお客様である、電力・通信・自動車(完成車)メーカー・総合電機メーカーなど。最終選考合格を出せば、勝手に入社してくれる会社では決してありません。
また、採用数の7~8割が、理工系(機械・電気系)。機械・電気系は、1学年4万人しかないにもかかわらず、全国のメーカー、建設会社がこぞって採用したがる、採用難易度の高い専攻です。
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内々定予定者38名の内、37名が8/1に来社し入社承諾をした理由
昨年9月に転職して以来、かなり採用施策のテコ入れを行いましたが、ここでは
「最終面接合格後~入社意思表明まで」の部分を振り返ろうと思います。
【2016年卒 内定クロージング方針】
①「最終選考合格」は伝えるが、内々定かどうかは自分で決めてもらう
②「入社意思表明期限」は決めない
③「他社の選考辞退」も促さない
④学生が「自分で決められる」環境整備を行う
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企業からの一方的な内々定は百害あって一利なし
これまでは、最終選考合格の学生に、うちの会社から一方的に「内々定です」という通知をしていました。
しかし、企業が一方的に内々定を通知するメリットはほとんどないです。
<企業が一方的に内々定を通知すると…>
・内々定を通知した瞬間、入社するか否かを決める主体は求職者になってしまい、こっちは何のカードも切れなくなる。
・その人が回答を保留し続ければ、ほかの求職者の選考も進められなくなる。
・だもんで、保留している人に「早く回答をしてくれ、さもないと内々定を取り消す」なんてことを言う会社が出てくる。
※口頭とはいえ、一度出した内々定を会社の一方的な理由で取り消すというのは、訴訟リスクもあります。
今年、オハワラという言葉が話題になりましたが「オワハラ」すなわち、一方的に内々定を出して、無理やり決断を迫る、というやり方は下策中の下策、百害あって一利なしだと思います。
<デメリット>
・承諾しても、「本当に承諾」か「とりあえず承諾」か、入社日までわからない
・「別の第一志望の会社に落ちたらウチに来る」求職者を自ら排除している
・「無理やり決断を迫られた」「本当は○○社も受けたかった」と求職者に思わせる
→入社後、困難があったときに踏ん張りがきかず、早期退職の遠因になる
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そもそも「内々定」とは
屁理屈ですが、本来「内々定」というのは「雇用契約の内々定」です。そして「雇用契約の内々定」には「企業側採用意向」「求職者の入社意向」両方がはっきりと表明されることが必要でしょう。
昔(はがきで応募)は「最終選考合格=入社」でよかったのです。求職者側も何十社企業を受けるようなことはなかったからです。
しかし、今はネットでエントリー、OPENESもありますから、余裕で何十社も企業を受けられます。しかも、スケジュール変更で企業の採用選考時期がばらついたときたもんだ。「最終選考合格=有力就職先の候補に入った」という程度で、とても「=入社」とは言えません。そんな人に対して、入社決定権をゆだねて、こちらは相手の何の交渉カードも切れず、意思決定を待つしかないというのは、賢い戦い方ではないと思います。
私は、企業から一方的に内々定を通知しないほうが、企業&求職者双方メリットがあると思います。以下に理由を述べます。
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「企業か一方的に内々定を通知せず、求職者に内々定を決めてもらう」メリット
1.自分で選んで入社してもらうことでミスマッチを減らす
最終合格を通知した後は、相手の入社意思表明を待ちます。
こっちから一律の期限を設定したり、ほかの会社の選考辞退を促すことはしません。
長期的にみてあまり意味がないからです。
納得して決めないと、無理やり入れても、辞めます。辞めればまだいいですが、入社後ローパフォーマーとしてぶら下がると、当社のような伝統的メーカーでは、クビにもしないし、原則年次で給与が上がるので、不良資産になってしまいます。
求職者が納得し、自分の意志で入社したという自覚を持つことで、ミスマッチが防げるのではないかと思います。
2.求職者が保留しても、デメリットなく双方採用活動、就職活動を継続できる
入社意思表明をしない限り「内々定者」としてカウントしませんので、企業側からすると、他の求職者を選考できないという事態にはなりません。 選考活動を継続できます。
また、求職者のほうも、ほかにも受けたい会社があったのに無理して辞退をする必要もなくなります。また、回答期限もないので「とりあえず入社承諾しといて、隠れて就職活動を続けよう」と嘘をつく必要もありません。
最終選考合格者には「入社意思表明をしてくれた人から内々定を確約する」「採用計画数の枠が埋まってしまったらごめんなさい」と伝えています。たいていの方が「他の会社は、今すぐ入社承諾しないと、内々定を取り消す、ということを言ってくる会社も多いので、待っていただけるのはとてもありがたいです」という反応です。
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僕は「自分に内(々)定を出してもらう」採用手法が、多くの企業に広まればよいと思っています。そうすれば、企業も脅さずに済む、学生も嘘をつかずに済む。私の前職時代もクライアント企業にこのやり方をお勧めしたとところ、悪い反応はほとんどなく、みなさん「これは良いね」という反応でした。
ちなみに、この手法は私が新卒で入った会社、株式会社パフの釘崎社長が、 採用選考を受けに来た私に対して使ったモノです。みなさん、この手法を使う際は、釘崎さんにひとことお断りを入れるようにお願いします 笑
ブログといふものを我もしてみむとす。
こんにちは。tutianbuです。
いきなりですが、ブログを始めることにしました。
【背景】
・昨年の夏、社員20名のベンチャー企業から、社員5万人のBtoBメーカーに転職した。痛感した「中小企業と大企業の違い」を言語化したい。
・現在、人事部門で社内向けの仕事が多いため、社外の方との接点、交流機会としてブログを活用したい。
・なべはる氏と、プレビュー数争い(毎月集計。負けた方が1食ディナーをおごる)というプレイで楽しむため。
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【テーマ】
以下をまずは設定、適宜追加・修正・削除していきます。
①(特に人材業界)営業パーソン向けネタ
→私はこの世界から足を洗い、いまは「営業される側」なのですが、
あまりにも残念な経験をすることが多く、義憤に堪えません。
(もちろん本当に頼りになる方もたくさんいるということも知っています)
新卒2年目の時、大手メーカーの方に「採用予算全額お前に預ける」と言われた
り、コンペで連戦連勝しまくって驚いたことがありますが「業界各社のプレイヤ
ーがこんな感じなら、さもありなん」という感じです。
企業の人事部門にとって、外部の協力会社さんは本当に重要な存在です。その質
は人事部門の仕事の成果を左右するといっても過言ではない。おこがましいの承
知の上で、自分の経験をもとに、人材業界の営業パーソンとして仕事がうまくい
くコツを言語化していきたいと思います。
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②人事ネタ
→人事部門で働くうえでの気づきや疑問を言語化していきたいと思います。
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③就活ネタ
→特に「学生の就職支援が生きがい!」というタイプではありませんが、
前職・現職と約6年採用にかかわってきたので、進路選択に資するようなことを
(おせっかいも含め)言語化していこうと思います。
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④大企業vs中小企業
→両方で働く経験をしてみて、体感した違いを言語化したいと思います。
この手のテーマ、善悪、優劣といった切り口の比較になりますが、そういう比較
はしません。思うに、向いている人、評価される事項、仕事のノリは全く違いま
す。最終的にはどんな環境で働くのが自分にとって納得感があるかが大事だと思
うので、その判断材料となるような事項を言語化していきます。
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⑤近況報告
→①~④ばかりだと疲れますので、日常起きたことを記していきます。
ー本
ー歌
ー旅行
-ライフイベント
-日々の仕事での気づき など
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【最後に】
最後に言っておきますが、私は意識高い系ではないし、キラキラ系ではありません。
むしろそういうものを忌み嫌ってきたタイプです。
今日のタイトルを見ただけで「こいつはネクラだ」ということがわかるでしょう。
私がブログを書くのは、世の中に何かを発信してチェンジザワールドしたいとか
そういう動機ではありません。
ただ自分が日々感じたことを言語化し記録するという目的のために書きます。
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【備考】
・本ブログの内容は、私個人で責任を持ちます。
私の過去・現在の所属組織・機関の公式見解とは無関係です。
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