Tutian日記

社員20名のベンチャーに新卒入社し、27歳で管理職になるも、29歳で創業130年老舗メーカーに一兵卒として転職してみて気づいたことを書きます。 ①人材業界②人事③就活④大企業vs中小企業といったネタで書こうと思います。ゆるいプライベートの話題も書きます。

中国語カラオケ大会も「組織」である

中国語カラオケ大会@上海に参加してきました。第8回で7回目の出場。いつもの相棒と一緒です。

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会場はなんと、12年前私が初めて中国に行ったときに泊まった上海外国語大学迎賓館で、感慨深いものがありました。12年前と上海はすっかり別の街。

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本大会も、最初に参加した時は23歳でまだ学生でしたが、32歳の私はすっかり参加者の中でもおっさんになってしまいました。35歳が上限なので、もしあるとしたら2年後の次回が最後になります。


最初2008年に初参加した時は、周囲もほぼ初参加、元からの知り合いもいない、年が離れていてもフラットな関係だったように思います。しかし第8回にもなると、自分のように過去何度も参加した人と、初参加の人が混在してきます。こっちは別に参加経験があるから偉そうなことを言うつもりもないし、ポジショントークするつもりもないのですが、受け手の気持ちに立つとちょっとしたことで警戒・遠慮させてしまったように思います。また、そんなに悪気はないのですが「過去の大会は~」みたいな話を純粋に思い出話としてついついしてしまい、初参加の人からすると面白くなかったかもしれません。


普段、会社で勤続年数の長いおじさんが「こっちはそんなつもりはないのに、若手にすごい遠慮されてしまう」と悩んでいたり、昔話に花を咲かせている気持ちが、なんとなくわかったような気がします。(私、20代のころは昔話ばかりする先輩が、過去ばかり見て未来を見ていないように感じてしまい、苦手でした)


あと、参加回数が多いだけで、初参加の方とパフォーマンスに差はないわけですが、みんなが気を遣ってくれるから、努めて自分を客観視しないと、変な勘違いをしてしまうという危機感も。


そういう意味ではカラオケ大会の「35歳定年ルール」は非常にいいシステムです。これからの大会の発展を担う、若い高校生や大学生にどんどん素晴らしい経験をするチャンスを解放するべきです。(「譲る」のではなく「解放」がいいですね)


脈絡がないですが、今回はいままでと違うスタンスを求められている気がしました。また次回参加するにしても、私が過剰にしゃしゃり出ると、若い人が人前で発表したり、自分たちで会を仕切る経験を奪うことになります。困って向こうから相談されたら親身に答えてあげる、ぐらいのスタンスがちょうどいいのだと思います。それ以外は、介入・干渉しない。普段自分のプロジェクトでも、極力メンバーに求められていない介入・干渉はしないようにしています。(こんなこと言っていますが、昔は干渉しまくりでした)


以前カープの新井選手がインタビューで「出場試合数が昨年より減っているが」と聞かれ「40歳の自分が毎試合スタメンで出ないといけないようになったら、チームとしてはまずい状態だと思う。若い選手の成長チャンスを奪いたくないが、一選手としては、彼らに負けない、負けたくない気持ちでやっている。なので非常に複雑な心境」と話していました。比べる話ではないかもしれませんが、今回まさに新井選手のような心境でした。


次回もできる限り出場しますし、出るからには決勝大会進出を狙いますが、会全体にとってもよい、自分も満足、という気持ちのいい引き際でありたいと思います。